左からPIL-B・C分析シート、プロフィールシート、解釈シートの3枚綴り
記録用紙はPILテストを分析し解釈する際に使用するもので、PIL-B・C分析シート、PILプロフィールシート、PIL解釈シートの3枚が1綴になっている。
まず、PIL-Aの合計点を求めるのに便利な3枚目の解釈シート右上のPIL-Aの評定段階分布を作成する。7段階のうち最頻のものはどれか、極端に離れているのはどの質問項目か、などが視覚的にとらえられるうえ、A得点の集計も容易におこなえる。
次に1枚目の分析シートに沿って、Part-B・Cの評定を進めていく。PIL研究会が開発したB・C分析法の結晶とも言えるシートで、分析上の見落としがないように工夫されている。分析の結果を2枚目のプロフィールシートにプロットすることで、被検査者の特徴がヴィジュアルに示される。従来は15〜64歳用と65歳以上用の2種類に分かれていたが、2008年2月の判定基準の改訂により1種類となり、T値換算に基づくプロットのみに統一された。年齢段階は13〜35歳と36歳以上の2段階になった。
このプロフィールを見ながら、最後に解釈シートに、AとB・C分析の結果や下位評価項目などを書き込んでいく。AとB・Cの違いなど、PILの全体像と臨床上有用なポイントも記述する。なお、Part-B・Cの評定の実際は『PILテストハンドブック』に掲載。
なお、2011年4月以降、従来のA4判からB5判に変更となりました。
【改訂】
PIL研究会編
B5判 3枚1綴 定価300円(税別) 2024年4月より定価が変更になりました。