TAISの使用目的、下位尺度のくわしい解説、実施と採点法、テストの解釈、信頼性と妥当性、TAIS解釈の指標とケーススタディ、文献などを網羅しTAISの全体像を示した手引き書である。
 TAISの注意下位尺度は、粗点でもT値でも単純に評価することはできない。BETとOET、BITとOIT、NARとREDなどをプロフィール基準表で結び、その関係を分析するからである。BETやBITの得点が高いことは一見、注意特性として望ましいように考えられるが、他の得点と比較して1つの尺度が極端に高いことは、逆に、その下位尺度にふり回される可能性があることを示している。
 対人スタイルの下位尺度も、プロフィール基準表で相互に結びつけると受検者の対人関係が浮かび上がり、この対人関係と注意のタイプから、その人の行動特性を判定していくのがTAISの特徴であると言える。アメリカではビジネスマンの職業適性の判定や、警察官、消防士等への適性判断などに使用され、ナイデファーの得意とするスポーツ選手のメンタルトレーニングにも利用されている。

主要目次

・ TAISの使用目的
・ TAISの下位尺度
・ テストの実施と採点法
・ テストの解釈
・ 妥当性と信頼性
・ TAIS解釈の指標とケーススタディ
・ 文 献

監修者紹介
加藤孝義
(東北大学名誉教授)
細川 徹
(東北大学教授)

加藤孝義・細川 徹 監修
B5判 40頁 定価2,000円(税別、送料215円)
 2016年4月より定価が税別となりました

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